【KUGA BLOG】ダヴィンチのシーバス釣りについて

どうも久家です。

最近はSNSで告知ばかりで、個人的なブログ投稿をおろそかになっていました。。。

そして、「もっとダヴィンチの釣り方教えてくれよ!もっとメーカーらしく頑張れよ!」とお叱りの熱いラブレターを頂いたので、色々な意味で反省のブログ投稿です。笑

これから時間がある時に少しづつですが、釣り素人の僕が伝えられるブログ記事を書いていきたいと思いますので、改めてよろしくお願いします!

今日は、ハイシーズン中のダヴィンチのシーバス釣りについて書きたいと思います!

今月10月末でダヴィンチを販売して丸5年が経ち6年目がスタートしました。

本当に早いものです。

そして、今年も「ダヴィンチ」なシーバスの季節がやって来ました!

近年では東京湾で多くのガイド船でダヴィンチを使って頂きランカーシーバスなどの釣果報告など日々届いていて本当に嬉しく思います。

全国のシーバスアングラーからもダヴィンチで良い魚を釣った報告が届いて嬉しいです!

本当にダヴィンチを愛してくれてありがとうございます!

ダヴィンチSWカラーを販売したのが2018年なのですが、カラーサンプルを持ってSWチームの増尾さんボートで僕は初めてのシーバス釣りをしました。

あの日の事は忘れもしません。

人生はじめてのシーバスキャッチは、コットンキャンディーでいきなりランカー2本を連続で釣り上げる事に。

こんな釣りがあるのか?と驚きと感動を今でも覚えています。

そんな経験をしてしまったため…。

僕にとってコットンキャンディーが神カラーになりました。

自分の中では神カラーのコットンキャンディーですが、他にもドラマは目の前で起きました。

九州チーム中村さんの94cmの自己記録もコットンキャンディーでした。

その時の動画をどうぞ!

釣り上がった時は本当に驚きました。

メーターオーバーってこんなデカいの???と測定する前から1mは超えていると思えるほど大きく感じました。測ってビックリ94センチ。

メーターオーバーって、もっと怪物なのだと知りました。。。


そして、2021年の2月に増尾さんが釣り上げた96センチの自己記録ランカーも凄かった。

秋のハイシーズンではなく2月のまだ冬の時期です。

この魚も感動した一尾です!

増尾さんがメーターオーバーを釣る日が楽しみです!


そして!この人も!
サニーガイドサービスの家田船長の奥様で2021年からELEMENTSチームに加入してくれたヒトミさん!僕の目の前でランカー自己記録更新!

去年12月にはダヴィンチの氷魚カラーで88.5センチの自己記録更新を達成!

その後も、全国で「ダヴィンチはシーバスルアーなの?」と言うくらい皆さんがシーバスを釣ってくれるルアーになりました。


思い出話しが長くなりました。

ここからダヴィンチがなぜ強いのか?を開発者の僕なりに少し解説します。

まず、「ダヴィンチ」はS字に泳ぐビッグベイトではありません。

良く比較されるのですが、全くの別ジャンルのルアーだという事を知ってもらえたら嬉しいです。

発売当初、「波動が弱い」「トゥイッチの首振りが弱い」「水を押さない」とよく言われました。

ダヴィンチは「ツイストロールする」ビッグベイトです。

要するに「ロールするデカいルアー」なのです。

他社ルアーでロールアクションするビッグベイトは思い浮かびません。

ロールすると何が良いのか…?

「流れに強くなります」

ダヴィンチが海で強い一つ目の理由は、ある程度の「流れ」に耐えられるという事です。

シーバス釣りは、バス釣りと違い潮の満ち引きや、川などの流れの方向など、当たり前ですが海の環境が大きく影響する釣りです。流れを意識して釣りをする必要が出てきます。

シーバス釣りにおいて、もちろん流れ以外の要素「明暗」「地形」など色々あると思います。

ただ、ダヴィンチのアクションの話に限れば「流れ」というキーワードは外せません。

既存のビッグベイトはS字アクションやリップがついている為、流れに対して物理的に破綻しやすくなります。

他のルアーをダメと言っているのではないです。

もろに水圧がかかるルアーは流れの中では時に使い難くなります。

下記の図のように流れに対してアップに投げてダウンで回収する場合、ルアーは流れの真ん中あたりから流れの抵抗でルアーアクションが破綻を始めます。

ダヴィンチはルアーボディー全体で水を切りながらロールアクションするので、アップからダウンの最後までルアーを通すことが出来ます。

ボクサーのようにパンチを受け流すように、ダヴィンチは「水を受け流す」イメージです。

もちろん急流の場合はダヴィンチでも破綻します。

しかし、左右に暴れて回収が辛いほどの破綻はしません。

どちらかというと回転して戻ってきます。

水の流れの中でボディー全体で水流を受け流す形状であることが「流れに強い」ビッグベイトになった理由です。

これが1つ目のダヴィンチの強さです。

ダヴィンチの2つ目の強さは「レンジのコントロール」が一つのルアーで選択できる事。

ダヴィンチには二つのアイがあります。

その場で、ツイストロールアイで表層に近いレンジを攻めるか。ダイビングアイでもっと深いレンジを攻めるか選択できることで、コノシロパターンのようベイトの群れの中で「ルアーをベイトに当てやすく」なります。

「全く違うレンジ」を一つのルアーでパーツを付け替えずに攻めれるビッグベイトルアーはダヴィンチ以外に無いと思います。

姿勢の違う2つのアクションを、1つのルアーに集約する事。

そこへのこだわりが、開発でいちばん苦労したポイントです。

流石にボトムや2mを超える深いレンジまでは届きませんが、今あるビッグベイトの中でシーバスが見つけやすいレンジを模索することができる事は大きなメリットです。

その他にも有効と思える他社ルアーとの違いが多いダヴィンチなのですが、また次回ゆっくりBLOGを書きたいと思います。

今年も、この秋から冬にかけて全国でダヴィンチが活躍していて本当に嬉しく思っています。

皆さんのダヴィンチフィッシュにパワーをもらいながら日々ルアー開発を頑張っています。


そして、やっと発売したダヴィンチ150。

生産が遅れていて、大変ご迷惑をおかけしております。

その理由も今後BLOGに書こうと考えています。

Davinci150の2回目の出荷は、12月中旬に4色の予定です。

大変お待たせしておりますが、頑張って作っていますので少々お待ちください。

それでは、また!

ELEMENTS 久家


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